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UI Automation のアクティビティ
最終更新日 2024年4月3日

ブラウザーを開く

UiPath.Core.Activities.OpenBrowser

指定した URL でブラウザーを開き、その中で複数のアクティビティを実行できるコンテナーです。

アクティビティの本体

デザイナー パネルでは、アクティビティはコンテナーとして表示され、指定したブラウザーと対話するためのアクティビティを追加できます。

URL フィールドでは、ブラウザーが開くリンクを指定できます。

URL フィールドの横にある ボタンをクリックすると、現在の設定で新しいブラウザー セッションが開きます。これにより、既存の設定を維持したまま、新しいブラウザーのユーザー データ セットを使用できるようになります。この機能は、ピクチャ イン ピクチャでブラウザーを自動化する場合に特に便利です。

シーケンスも存在します。これは、ブラウザーで実行されたアクションが追加される場所です。

プロパティ

共通
  • エラー発生時に実行を継続 - アクティビティが例外をスローした場合でも、ワークフローを継続するかどうかを指定します。このフィールドでは Boolean 値 (True、False) のみサポートされています。既定値は False です。その結果、フィールドが空白で例外がスローされると、プロジェクトの実行が停止します。値を True に設定すると、プロジェクトの実行はエラーに関係なく継続されます。

    注: このアクティビティが [トライ キャッチ] に含まれていて、[エラー発生時に実行を継続] プロパティの値が True の場合、プロジェクトが実行されたときにエラーは発生しません。
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
入力
  • ブラウザーの種類 - ドロップダウン ボタンを使用して、使用するブラウザーの種類を選択します。使用できるオプションは、IE、Firefox、Chrome、Edge、カスタムです。カスタムは、その他の Chromium ベースのブラウザー (JxBrowser) に適しています。ブラウザーの種類にカスタムを使用する場合、[非表示] プロパティはサポートされません。カスタム ブラウザーの構成に関する詳細は、「カスタム ブラウザー」のセクションをご覧ください。

    注: [ブラウザーの種類] プロパティを [カスタム] に設定している場合、適切な動作にするには [通信方法] プロパティを WebDriver に設定する必要があります。
  • Url - 指定したブラウザーで開く URL です。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
オプション
  • WebDriver を自動ダウンロード - オンにすると、必要な WebDriver 実行可能ファイルをインターネットから %localappdata%\UiPath\WebdriverExe フォルダーに自動的にダウンロードします。既定では、このチェック ボックスはオフになっています。
  • 通信方法 - 通信方法を選択してください。使用できるオプションは、ネイティブ、WebDriver です。
  • Hidden - 隠しブラウザーを開きます。
  • 新しいセッション - 選択したブラウザーの新しいセッションを開始します。このオプションは Internet Explorer に固有です。
  • Private - プライベートセッションまたはシークレットセッションを開きます。
  • ユーザー データ フォルダー モード - 設定するユーザー データ フォルダー モードです。特定のユーザー データ フォルダーでブラウザーを開始するために使用します。

    • UserDataFolderMode.Automatic - ピクチャ イン ピクチャ (PIP) モードでは既定のモードと異なるフォルダーを使用します。[ユーザー データ フォルダー パス] が設定されていない場合はフォルダーが自動で生成されます。
    • UserDataFolderMode.DefaultFolder - メインまたは PIP セッションのどちらで実行されても、既定のブラウザー フォルダーを使用します。
    • UserDataFolderMode.CustomFolder - [ユーザー データ フォルダー パス] で指定したフォルダー、またはパスが設定されていない場合は自動生成したパスを使用します。
  • ユーザー データ フォルダー パス - ブラウザーが使用するユーザー データ フォルダーです。設定されていない場合、既定で %LocalAppData%\UiPath\PIP Browser Profiles\BrowserType になります。

ユーザー データ フォルダー モードユーザー データ フォルダー パスについて詳しくは、こちらをご覧ください。

出力
  • UI ブラウザー - アクティビティの結果 (UiBrowser オブジェクト) です。ブラウザー セッションに関するすべての情報を格納します。Browser 変数のみサポートされています。

カスタム ブラウザー

カスタム ブラウザーとは、広く使用されているブラウザー (Chrome、Chromium Edge、Firefox、IE など) 以外の、Chromium プロジェクトを基盤として構築されたブラウザーを指します。UiPath では、このようなブラウザーとして、Chromium Embedded Framework (CEF) によって構築されたブラウザーと、JxBrowser フレームワークを使用したブラウザーをサポートしています。

これらのカスタム ブラウザーは、WebDriver による通信方法を使用することで自動化できます。

これを実現するには、Chromium ベースのあらゆるブラウザーと同様の方法で、カスタム ブラウザーがコマンド ライン パラメーター --remote-debugging-port をサポートしている必要があります。
カスタム ブラウザーを設定する
使用するカスタム ブラウザーでは、その構築基盤となった Chromium のバージョンに適した chromedriver.exe 実行可能ファイルが PATH に配置されている必要があります。
レジストリ キー Software\UiPath\UiPath Platform\CustomBrowserHKEY_CURRENT_USER または HKEY_LOCAL_MACHINECommand の値には、カスタム ブラウザーの実行可能ファイルへのパス、またはカスタム ブラウザーを起動するコマンドを設定する必要があります。
カスタム ブラウザーの実行インスタンスを 1 つのみに制限し、セキュリティ上の理由から、カスタム ブラウザーとの通信に使用する remote-debugging-port を指定する必要がある場合は、Command を指定したときと同じレジストリ キーにレジストリ値 RemoteDebuggingPort を追加する必要があります。
このようなカスタム ブラウザーのページで使用するセレクターでは、ブラウザー アプリの名前が custom_browser になります。

[ブラウザーを開く] アクティビティの使用例

複数のアクティビティを組み込んだサンプルで [ブラウザーを開く] アクティビティを使用する方法を、こちらで紹介しています。

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