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生産性を高めるアクティビティ
最終更新日 2024年4月15日

Excel アプリケーション スコープ

UiPath.Excel.Activities.ExcelApplicationScope

Excel ブックを開き、Excel アクティビティの対象範囲を設定します。このアクティビティが終了すると、ブックと Excel アプリケーションが閉じます。[出力] > [ブック] プロパティ フィールドに WorkbookApplication 型変数を設定した場合は、アクティビティの終了後にスプレッドシートが閉じません。指定したファイルが存在しない場合は、新しい Excel ファイルが作成されます。このアクティビティは、PC に Microsoft Excel アプリケーションがインストールされている場合にのみ使用できます。

プロパティ

注:
  • 文字列は引用符で囲む必要があります。
  • Office 365 を使用している場合、Excel ファイルを手動で開く前に [Excel アプリケーション スコープ] を実行すると、アクティビティが新しいインスタンスで Excel ファイルを開きます。
共通
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
ファイル
  • 編集用パスワード - 必要に応じて、保護された Excel ブックの編集に必要なパスワードです。String 型変数と文字列のみがサポートされます。
  • パスワード - 必要に応じて、保護された Excel ブックを開くために必要なパスワードです。String 型変数と文字列のみがサポートされます。
  • ブック パス - 使用する Excel スプレッドシートのフル パスです。使用する Excel ファイルがプロジェクト フォルダーにある場合は、相対パスを使用できます。String 型変数と文字列のみがサポートされます。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
オプション
  • 新しいファイルを作成 - オンの場合は、指定したパスにブックが見つからない場合は、[ブック パス] プロパティ フィールドに指定された名前で新しい Excel ブックが作成されます。オフのとき、指定されたパスにブックが見つからない場合は、例外がスローされ、ユーザーに通知されます。既定では、このチェックボックスはオンになっています。
  • インスタンスのキャッシュ期間 - すべての子アクティビティを実行した後に Excel プロセスを実行し続ける期間です。既定値は 3000 ミリ秒です。アクティビティが [繰り返し (コレクションの各要素)] アクティビティなどのループ内で使用される場合、または複数の [Excel アプリケーション スコープ] アクティビティが連続して使用される場合において、Excel プロセスが次のファイルを開きながらシャットダウンする際に発生する可能性があるエラーを防ぎます。Excel をできる限り早くシャットダウンするには、値を 0 に設定します。

    注: 複数のファイルを使用する場合、UiPath で Excel プロセスの有効期間を管理する状態を維持すると、この競合状態によってエラーが発生することがあります。このエラーを防止するには、親 [Excel アプリケーション スコープ] アクティビティを作成して、出力ブックを変数として保存し、他のすべての [Excel アプリケーション スコープ] アクティビティをこの親アクティビティに配置することをお勧めします。すべての子スコープ アクティビティの [既存のブック] プロパティの入力として WorkbookApplication 変数を再利用します。これにより、オートメーションで Excel が使用されている限り、Excel は実行されたままになります。
  • マクロを設定 - 現在の Excel ファイルのマクロレベルを指定します。既定では [EnableAll] が選択されています。ドロップダウンには、次の 3 つのオプションが含まれます。

    • EnableAll - すべてのマクロが有効化されており、実行できます。
    • DisableAll - 指定された Excel ファイルですべてのマクロが無効化されています。マクロは実行できません。
    • ReadFromExcelSettings - 現在の Excel マクロ設定を読み取ります。
  • 読み取り専用 - 指定されたブックを読み取り専用モードで開きます。このチェック ボックスをオンにすれば、編集のためにロックされていたり、編集用パスワードが設定されていたりする Excel ファイルでも、データ抽出を実行できます。既定では、このチェック ボックスはオフに設定されています。
  • Save changes - アクティビティによって発生した変更ごとにブックを自動的に保存します。無効化した場合、[Excel アプリケーション スコープ] の実行が終了すると、変更は保存されません。
  • 可視 - オンの場合は、Excel ファイルは、アクションを実行するときにフォアグラウンドで開かれます。クリアすると、すべての操作がバックグラウンドで実行されます。
出力
  • ブック - Excel スプレッドシートからの情報全体が WorkbookApplication 型変数に格納されます。この変数は別の [Excel アプリケーション スコープ] アクティビティで使用できます。WorkbookApplication 型変数のみがサポートされます。
既存のブックを使用
  • 既存のブック - 既に WorkbookApplication 型変数に格納されている Excel ファイルのデータを使用します。WorkbookApplication 型変数のみがサポートされます。

[Excel アプリケーション スコープ] アクティビティの使用例

このアクティビティの使用方法を例示するために、[Excel アプリケーション スコープ] アクティビティなどを含むオートメーション プロジェクトを作成しました。ここからワークフローをダウンロードできます。そのワークフローはこちらからダウンロードできます。

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