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Document Understanding アクティビティ
最終更新日 2024 年 4 月 10 日

ドキュメントをデジタル化

UiPath.IntelligentOCR.Activities.Digitization.DigitizeDocument

ドキュメントをデジタル化し、Document Object Model (DOM) とテキストを取得して、対応する変数型に格納します。

注: アクティビティの本体にドラッグして OCR エンジンをこのアクティビティに割り当てる必要があります。選択した OCR エンジンは、受け取ったドキュメントで OCR 処理が必要な場合にのみ使用されます。使用できる OCR エンジンについては、こちらをご覧ください。選択された OCR エンジンの入力および出力パラメーターは、[ドキュメントをデジタル化] アクティビティによって自動的に設定されます。

プロパティ

共通
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
入力
  • PDF に OCR を適用 - PDF ドキュメントに OCR プロセスを適用するかどうかを指定します。[はい] に設定すると、ドキュメントのすべての PDF ページに OCR が適用されます。[いいえ]にすると、デジタル入力されたテキストのみが抽出されます。既定値は [Auto] で、入力ドキュメントに応じてドキュメントに OCR アルゴリズムを適用する必要があるかどうかを判断します。
  • 並列度 - 並列で分析するページ数を指定します (該当する場合)。-1 値は「マシン上のコア数 - 1」を使用します (つまり、コア数 - 1 の値と同じページ数を並列処理しようとします)。正の値を指定すると、その特定の数の論理プロセッサーが使用されます。既定では、このプロパティは -1 に設定されます。
  • チェックボックスを検出 - ドキュメントのデジタル化中に、利用可能なチェックボックスをドキュメントから検出します。既定値は [True] です。
  • ドキュメント パス - デジタル化するドキュメントのファイル パスです。このフィールドは、文字列と String 型変数のみをサポートします。

    注:
    • 十分なデータを含むドキュメントの分類に失敗した場合は、[ドキュメントをデジタル化] アクティビティの [PDF に OCR を適用] プロパティを [はい] に設定してください。
    • PDF ファイルからのテキスト抽出機能がアップグレードされ、抽出プロセスが最適化されました。PDF ファイル内の認識された画像にのみ OCR が適用され、ネイティブ テキストとスキャンされたテキストの両方が同時に取得されます。この改良は、[PDF に OCR を適用] オプションが [自動] に設定されている場合にのみ利用可能です。
    注: このプロパティ フィールドでサポートされているファイルは、.png.jpe.jpg.jpeg.tiff.tif.pdf、です。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
出力
  • ドキュメントオブジェクトモデル - Document 変数に格納されている、ファイルのドキュメント オブジェクト モデル (DOM)。このフィールドでは Document 変数のみサポートされています。
  • ドキュメント テキスト - 指定したドキュメントから取得したテキストです。この変数は後ほど [検証ステーションを提示] アクティビティで使用されます。このフィールドは String 型変数のみをサポートします。

    注: UiPath.IntelligentOCR.Activities パッケージ v6.3.0-preview より、[ドキュメントをデジタル化] アクティビティには、事前に選択された既定の OCR エンジンである UiPath Document OCR エンジンが付属します。

これらの出力変数は両方とも、依存関係にあるためペアになっており、ドキュメント処理フレームワーク全体 (分類、データ抽出、人間による検証など) を通してドキュメント処理でさらに使用できます。

重要

UiPath.IntelligentOCR.Activities パッケージが v5.1.0 に更新されている場合、[OCR を強制適用] パラメーターは [PDF に OCR を適用] に置き換えられています。古いパラメーターと新しいパラメーターとの対応は次のとおりです。

  • [OCR を強制適用] = [True] は [PDF に OCR を適用] = [はい] に置き換えられています

  • [OCR を強制適用] = [False] は [PDF に OCR を適用] = [自動] に置き換えられています • [OCR を強制適用] = [空] は [PDF に OCR を適用] = [自動] に置き換えられています

  • [OCR を強制適用] = <ユーザー定義変数> は [PDF に OCR を適用] = [自動] に置き換えられています

注: [ドキュメントをデジタル化] アクティビティは PDF ファイルからテキストを抽出し、複雑なドキュメントの場合は前処理と後処理のアルゴリズムを適用します。このアクティビティは、他の Document Understanding アクティビティと併用できます。

Document Object Model

ドキュメント オブジェクト モデルは、ここで説明されている独自のオブジェクトでキャプチャされます。

注:

画像を正常にデジタル化/処理するには、幅と高さを 50 ~ 10000 ピクセルにする必要があります。この範囲を下回る、または上回る画像は、例外メッセージが表示されて却下されます。上述の寸法で検証された、合計サイズが 14 MP を超える画像は、縦横比 (幅/高さの比率) を維持しながら 14 MP に縮小されます。

スキャンされたドキュメントの OCR の結果が改善され、傾斜角度+/- 20 を維持することで、最適な結果が得られるようになりました。

[ドキュメントをデジタル化] アクティビティの使用例

[ドキュメントをデジタル化] アクティビティの使い方を、複数のアクティビティを組み込んだサンプルで確認できます。

こちらからサンプルを確認してダウンロードできます。

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